あるとき、ノートPCで作業していて、入力しようとしている場所に偶々マウスのカーソルが表示されており、ピンポイントで入力した文字が見えないという状況に陥った。 マウスは先に使わないだろうとたかをくくって何処かには先に使わないだろうとたかをくくって何処かに仕舞っており、入力をしやすい場所までほんの数ピクセルかそこいらほどカーソルを動かすためだけに、マウスを探し出してPCに繋ぐのも面倒だし、であればタッチパッドがあるではないかということだが、そもそも外部キーボードを使いだしてからは、ノートPCの内部キーボード及びタッチバッドの上には、書類とかダンボールの切れ端とかを載せていて、タッチパッドでカーソルを動かすにはそれらを退けないといけない。なんとか無駄な労働を避けて邪魔になったマウスカーソルを動かす術はないものだろうか。

こんなときは先人の有り難い記録により、xdotoolというコマンドで解決できることがわかった。

xdotool mousemove 300 500などすることにより、座標を指定して邪魔なカーソルをコマンドで横によけることができる。 xdotool mousemove_relative 10 10などすることにより、現在のカーソル位置からの相対(右、下への)距離を指定して、邪魔なカーソルを横によけることができる。 相対距離を指定するときに、マイナスを指定したい場合は、コマンドのオプションと混同されないように、xdotool mousemove_relative -- -1 -1などするようだ。