マグニチュード(地震)

  • 地震におけるマグニチュードとは地震の全体的な強さ・大きさを表す尺度であり、地面の揺れの大きさを示すものではない1。揺れの大きさは、測定する場所や、その土壌や、高さによって異なる。マグニチュードは地震の地震波を計測し、それを地震計に記録して求める。地震の種類や、地震波の計測するポイントや、利用できる情報やその利用目的によって、マグニチュードの尺度がは異なる。

  • 異なるマグニチュードの尺度は全て、チャールズ・リヒターの考案による対数スケールを保持する。マグニチュードの尺度は、それぞれ地震の波動の一部の測定に基いているため、ある特定の尺度で地震の大きさを過小評価してしまうことがある。(飽和)2

  • リヒターによる尺度(リヒタースケール)は、対数であり、1単位ごとに地震波の振幅が10倍になる。波のエネルギーは、$A^{1.5}$ ($A$は振幅)に比例するため、$10^{1.5}=$(約31.623) 倍のエネルギーになる。

Appendix.

Seismic magnitude scales - Wikipedia


  1. 震度は震度計で測る。マグニチュードは地震計で地震波を計測して求める。 ↩︎

  2. 2005年以降、国際地震学・地球内部物理学協会(IASPEI)は、主要なマグニチュード・スケールであるML、Ms、mb、mB、mbLgの測定手順と計算式を標準化している[10]。 ↩︎